運営>トラブル>無断転載〜イラストサイト編〜

 前の章では、テキストサイトに対しての転載問題を扱いましたが、こちらではイラストの無断転載について語りたいと思います。

どんなものが違反になるの?

前と同じく、まず何が違反で、何が違反でないかを認識してから、対策をたてることにしましょう。

画像をダウンロードしてサイトに飾る

 基本的なケースです。サイトに掲載している画像をダウンロードしてきて、自分のサイトで「これ私が描いたの〜」と主張して表示させます。
 このとき、途中で左右反転されたり色調を変えられたりと加工され、元がわからなくされる悪質なケースもあります。

<IMG>タグを使用して画像を直リンク表示される

 Webならではの転載のケースです。
 画像を表示するために使用される<IMG>タグですが、この参照先をパクられ元の画像のURLに指定し、「これ私が描いたの〜」と主張して表示させます。
 人の作った画像を勝手に使用されるばかりでなく、パクられもとのサーバに負担までかけるという悪質なケースです。
 著作権はともかく、直リンクについてはこの後の直リンクについてのトラブル解説のページで詳しく語りたいと思います。

作品のトレース、模写

 ちょっと気づかれにくいケースですが、人の作品イラストの主線などをなぞってイラストを描き、別の作品として発表することを作品のトレースといいます。模写はその言葉通り構図から色からそっくりまねて描くことを言います。
 著作権は、もちろんイラストの主線のラインや構図なんかにだってあります。
 絵の上達のためには、練習としてトレースや模写はよくされますが、それはあくまで練習。オリジナリティのある作品として他者に向けて発信すべきものではありません。

「技法」は保護されません

 著作権として保護されないものとして、絵を描く方法論は別に保護されません。当たり前の話ですが、そんなことをしたらCGどころか、水彩画もペン画も何もかも描くことができなくなってしまいます。技法がパクられた場合は、自分の絵を描く方法が、まねをしたくなるほどすごいのだと胸を張りましょう。

その構図はオリジナル?

 たまに問題になるのですが、構図だけ似ているという場合は、著作権として違反にならない場合が多いです。(というより、立証が難しいです)
 一般的な話として、絵がまだそんなにうまくない場合、普通に立っているポーズで腰に手をあてている、なんてものはよくありますから。そうでなくても、キャラクターに決めポーズがあった場合なんかは、ジャンル全体でそのポーズを描いた絵が増えるのは当然ですし。
 トレースをして、完全に線が重なるくらいまでいかない場合は、構図でパクリはあまり言えないかと思います。

ローカルに保存されにくくしてみる

 転載の対策として、まずローカルに保存するという行為がなかなかできないようにする、という方法があります。
 パクるために必要な敷居をすこし高くして、被害に遭いづらくするのです。
 ただし! Webのしくみとして、画像をブラウザで表示させるということは、相手のパソコンに必ずダウンロードして表示させているため、完全に相手にダウンロードさせないようにすることは不可能(敷居を高くしているだけ)であること、そして個人で楽しむだけならば、Webサイトに公開されている画像などを自分のパソコンに保存することは著作権法違反でもなんでもないということを認識しておいてください。

 以上の方法なら、お客様に不快感や負担を与えずにダウンロードをしづらくさせることができると思います。
 これが全部「ダウンロードしづらくする」だけでしかないのが結構つらいですが。(真似をしてダウンロードを実行する方が増えるとまずいと思うので方法は言いませんが、いずれもちょっと考えたり、知識があれば実はダウンロード可能です)

でも右クリック禁止は勘弁してください

 Webサイトに表示されるテキストや画像を保存する場合に、WindowsOSを使用している方がよく使うのが、マウスの右クリック→画像を名前をつけて保存、という手法です。
 この右クリック制限することによって、画像を保護しよう、という手法があるのですが……この方法だけは私はお勧めすることが出来ません。
 それは何故か? 右クリックは、画像を保存する場合以外にもよく使うものだからです。
 単に、戻るボタンの所在がよくわからなかったから右クリックをしようとしたのに、使えない。どころか、ダイアログが表示されて「貴女は大切なものがないんですね。作品の無断転載は犯罪ですよ」なんていわれのない罵倒まであびてしまう場合まであったりします。
 えーと、自分の経験だからこそ言えるのですが、これ、かなり傷つきます
 それにそもそもこのテクニック、JavaScriptをオフにしたら簡単に突破できますし、Macである場合はそもそも効果がありません。(だって右ボタンないもーん)
 効果が薄く、一般の利用者に不快感を与える手法は使うべきではないでしょう。 

作者の主張をしてみる

 無断転載されることを防ぐ場合、持ち帰りづらくすると同時に、この作品を書いたのが自分であるということを、イラストに書いておきましょう。
 画家で言うところのサインですね。再利用がしづらくなります。
 例としてはこんな感じでしょうか。(ちょっと大きすぎか……)

 ただ、端っこにサインを入れた場合だと、その部分を切り落として使う、なんていう人がいたりするので、考えものです。
(でもだからって中央にロゴいれるようにしたら、描きたい形でイラストが描けなくなってくるし)

 画像に視覚的な変化をさせずに作者証明をいれる方法の一つとして電子透かしというものがあります。
 あんまり詳しい話をすると、また難しいことになるのですが、要は、あるプログラムを通すことによって、画像にはほとんど変化を与えずに作者情報などを画像ファイルに加えることのできる技術です。
 ステガノグラファー
 こちらのサイトから、電子透かしを付加、そして透かしの入っている画像から情報を取り出すことのできるソフトがフリーで配布されています。
 まあこれも、画像に加工をされてしまった場合は壊れて読み出せなくなる場合があるんですけどね。
 下の絵は、電子透かしのファイルが埋め込まれている画像。見た目はほとんど変わりません。


もしパクられてしまった場合は?

 前のテキスト編と一緒です。
 まず、注意をしましょう。
 それで聞いてもらえなかった場合は、サーバ管理者や警察、教育機関などに相談してください。
 このとき、必要な証拠はテキストの場合と違って結構簡単にそろえることができます。効果的な証拠物件としてはこんなもの。

よくあるトラブル元サイト

サイトのシステム上、よくトラブルの発生するブログサイトやコミュニティサイトというものが存在します。
こちらのサイトさんでは、対策方法なども解説されておりますので、当該サイトで被害にあった方は参考にしてください。

CURURU(旧NAVER)関連

ぱどタウン関連




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初版作成:2005/03/08
最終更新日:2005/07/23

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